コラム

 公開日: 2016-01-13 

介護福祉士試験直前対策・介護の領域(介護の基本)①

問題17 1963年(昭和38年)に特別養護老人ホームが創設された。当時のこの施設に関する次の
 記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1・経済的な困窮者に対して介護を行う、老人ホ-ムとして創設された。
2・身体上または精神上の著しい欠陥があるために、常時の介護を必要としている65歳以上のものを入
  所要件の1つとした。
3・「収容場」ではなく、「生活の場」として位置づけられた。
4・ねたきり老人短期保護事業(ショートステイ)を行うことが求められた。
5・直接処遇を行う寮母は、名称独占の専門職として位置づけられた。
                                        解答         2
解   説
1963年(昭和38年)に老人福祉法が制定され、特別養護老人ホーム(常時介護が必要とする人)、
養護老人ホ-ムが規定された。特別養護老人ホームの位置付けが「収容の場」から「生活の場」へと変化
し、福祉施設が地域の在宅高齢者福祉を担う役割をもつようになっていった。また、特別養護老人ホームで
働いている人を寮母さんと呼んでいた。その後国家資格の介護福祉士が規定され、名称独占とされた。
1・× 選択肢の経済的困窮者は、養護老人ホームである。
2・○ 上記の解説により正しい。
3・× 1963年(昭和38年)当時の特別養護老人ホームは、「収容の場」として位置づけられた。
4・× ねたきり老人短期保護事業(ショートステイ)が開始されたのは、1978年(昭和55年)である。
5・× 上記の解説により、当時はまだ名称独占の専門職として位置づけられていなかった。


問題18 社会福祉士法及び介護福祉士法に規定された介護福祉士に関する次の記述のうち、正し
 いものを1つ選びなさい。
1・福祉サービス関係者などと連携する。
2・現職の期限に限り、利用者の秘密を漏らしてはならない。
3・資質の向上を図るために、研修の受講を定めている。
4・介護福祉士の名称を停止期間中に使用すると、1年以下の懲役となる。
5・2007年(平成19年)の法改正により、信用失墜行為の禁止が新たに規定された。
                                      解答         1
解   説
社会福祉士法及び介護福祉士法で、介護福祉士の義務が規定されている。
①秘密保持義務 退職し介護福祉士でなくなった後においても、同様とする。
            1年以下の懲役または30万以下の罰金ある。
②名称の使用制限:介護福祉士でない者は名称を使用してはならない。
③信用失墜行為の禁止:介護福祉士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。
平成19年から追加された項目
④誠実義務:常にその者の立場に立って、誠実にその業務を行わなければ。
⑤資質向上の責務:介護を取り巻く環境の変化に対応するため、介護等に関する知識及び技術の向上
 に努めなければならない。
⑥連携:心身の状況その他の状況に応じて、「福祉サービスを提供する者」または「医師その他の保健医
 療サービスを提供する者」「その他の関係者」との連携を保たなければならない。
1・○ 2007年の追加項目に入っている。
2・× 上記の解説により退職後も秘密保持義務がある。
3・× 研修の受講については定めていない。
4・× 選択肢の1年以下の懲役ではなく、30万以下の罰金となる。
5・×選択肢の信用失墜行為の禁止は以前からあった。平成19年追加項目は、上記の④⑤⑥の3つ


問題19 右片麻痺のある人が介護老人福祉施設に入所した。その人の自己決定を尊重した入所当
 日の食事支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1・決めておいた食事の席を伝える。
2・食べやすい方法を確認する。
3・食事用エプロンをつける。
4・副食を細かく刻んでから出す。
5・全介助する。        
                                        解答         2
解   説
自己決定を尊重した食事介助の問題である。右片麻痺があることや、介護老人福祉施設に入所当日
の食事支援であることを考慮する。また、食事に関する自己決定と自立支援と言う視点で考える。
1・× あらかじめ決めておいた席を介護者が一方的に伝えるのではなく、利用者の意思を確認するような
    関わりが大切。
2・○ 入所当日であり、右片麻痺のある利用者がどのようにしたら食べやすいか確認する。
3・× エプロンをつける場合は、本人の同意のもとに使用する。
4・× 刻み食は、咀嚼機能が低下した利用者に対して行う食事形態である。
5・× 選択肢の全介助は自立支援から言うと不適切である。

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介護福祉士 小澤紀志子

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