コラム

 公開日: 2017-04-19 

認知症ケアの基礎 エイジズム 国連高齢者原則 認知症ケアの原則

【エイジズム】
エイジズムとは:高齢者一般に対する差別意識の事
ロバート・バトラー:エイジズムについて最初に批判的考察を行ったアメリカの精神医学者
           老人を役に立たない者としてひとくくりにして考える差別意識が高齢者自身の中ににも
           存在することを指摘した。
アオードマン・パルモア:肯定的エイジズムを提唱した。
             親切・自由・幸せなどで価値づけられる態度や行動を示が、高齢者を肯定的にス
             テレオ化してしまう現実もあることに注意を喚起した。
ポジティブ・エイジング:高齢者に対する否定的な意識環境に対しての反動で生まれた
サクセスフル・エイジング:健康や生きがいに満たされた身体的にも精神的にも豊かな高齢期に重点を置く
プロダクティブ・エイジング:労働や社会活動に参加することで活動的な高齢期に重点を置く考え方
【国連高齢者原則】
①自立
②参加
③ケア
④自己実現
⑤尊厳:5原則の内、特に重要なものは「尊厳」である
     「高齢者は尊厳及び安全の下で搾取と身体的・精神的虐待から解放された生活を送るべきこと、
     年齢、性別、人種,民族的背景、障害その他の地位のいかんにかかわらず公平に扱われ、経済
     的貢献に関わらず尊重されるべきこと」とある。
【認知症ケアの原則】
①高齢者の主体性の尊重・自己決定の尊重
②高齢者の生活の継続性の保持
③自由と安全の保障
④権利侵害の排除
⑤社会的交流とプライバシーの尊重
⑥個別対応
⑦環境の急激な変化の回避
⑧その人の持っている能力に注目し、生きる意欲、希望の再発見を可能にするような自立支援
⑨人としての尊厳性の保持
⑩健康状態の維持と合併症の防止
問題 037 エイジズムに関する記述のうち、正しいものはどれか
1・アードマン・パルモアによる「肯定的エイジズム」は、親切・知恵・裕福で高齢者を位置づけるとともに、
  肯定的なステレオタイプ化を重視した。
2・エイジズムとは高齢者を尊厳を持って受け入れる考え方である
3・ロバート・バトラーは老人に対する差別的な意識が社会だけではなく高齢者自身の中にも存在する
  ことを指摘した。
4・ポジティブ・エイジングの考え方は、高齢者に健康や生きがいをもたらす。
5・老化の現れ方は個人差が大きいため、ステレオタイプ化することが高齢者理解のためには重要であ
  る。
  解   答   3
問題 038 認知症の人にとっての意識環境について誤っているのはどれか
1・エイジズムについて最初に批判的考察を行ったのはアードマン・パルモアである。
2・1090年代になってから主として研究や政策目標のレベルでポジティブ・エイジングの考え方を強調し
  た考え方
3・サクセスフル・エイジングhあ健康や生きがいに満たされた身体的・精神的に豊かな高齢期に重点を置
  く考え方
4・プロダクティブ・エイジングは労働や社会活動への参加による活動的な高齢期に重点を置く
5・アーモンド・パルモアによれば、肯定的エイジズムとは、親切・知恵・頼りになること、裕福・政治力など
  で位置づけられる態度や行動。
  解   答   1
問題 039 国連高齢者原則の5つの原則ではないものは、次のうちどれか
1・参加
2・自己実現
3・尊厳
4・ケア
5・依存
  解   答   5
問題 040 「国連高齢者原則」に関する記述のうち、正しいものはどれか
a 高齢者は年齢・性別・人種・民族的背景・障害その他地位のいかんにかかわらず公平に扱われる
  べきである。
b 自立・参加・ケア・自己実現・尊厳の5つの原則からなる
c わが国の老人福祉法の「敬老」と国連高齢者原則の「尊厳」は、ともに高齢者ケアの普遍的理念
  として重要である。
d 国際人権規約のA規約は、日本国憲法25条の生存規定及び13条の生命・自由・幸福追求権
  に該当する。
e 高齢者はそれまで社会的・経済的貢献を果たしてきたものとして尊重される。
  選   択   1・a.b.c   2・a.b.d   3・b.c.d   4・b.c.d   5・a.d.e
  解   答   2
問題 041 認知症ケアの原則で正しいものはどれか
a 急激に環境を変え、いろいろな刺激を与える
b 毎日職員の配置を変え、色々な人と接する
c 介護の基本である食事、排泄、入浴のケアを大切にする
d 生活習慣はできる限り変えない
e 認知症を進行させないためにも、1人1人に役割を作る
  選   択   1・a.b.c   2・a.b.e   3・a.d.e   4・b.c.d   5・c.d.e
  解   答   5
問題 042 認知症ケアの原則についての記述のうち、誤っているのはどれか
1・プライバシーに配慮したケア
2・健康状態の維持と合併症の防止
3・標準的ケアの提供
4・自由と安全の保障
5・環境の急激な変化を避ける
  解   答   3
問題 043 認知症ケアを行う上での留意点についての記述のうち、正しいものはどれか
a 認知症ケアについては、まず現在の症状を分析して評価を行うことが重要である
b 毎日の生活リズムを整え、身体的に良好な状態を保つことが重要である
c 介護者の都合を優先した介護を行う事で、介護者の負担を軽減することが望ましい
d 認知症の人が生きがいを感じられるようなレクリエーションの導入を検討する
e 介護者を孤立させないため、社会資源を有効に活用できるように支援する
  選   択   1・a.b.c   2・a.b.d   3・b.c.d   4・b.c.e   5・b.d.e
  解   答   5

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