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ジャンル:マネー

相続について教えてください。

私の父は会社を経営しているのですが、長男の私は全く関係ない職に就いて既に20年以上が経ち、今さら父の会社を継ごうとは思っておらず、父もそれを望んではいないようです。
父も70近くなり、そろそろ引退を考えているのですが、後継者として会社の誰かをと考えているようです。
実は私は父の会社の株式を一部所有しているのですが、大半は父が所有しています。父は会社の後継者を決め、その人物に株式を譲る事も考えているようです。その場合、息子である私ではなく、後継者に相続する権利があるのでしょうか?それとも父の意思とは関係なく、私や親族に権利があるのでしょうか?

投稿日時:2011-07-21 00:21:42 | 最終回答日時:2011-08-01 11:32:51 | 回答件数:1

マネー

この質問の回答受付は締め切られました。

平松智

平松智の回答

相続について

台風一家様。
ご質問いただきありがとうございます。また回答が遅くなり、申し訳ありません。

いただきましたご質問について、回答させていただきます。

①ご本人(お父様)のご意向について
まず、今回のご質問では、最も重要なのが「ご本人の意向」です。
お父様が、その人物(後継者)に会社の事業を引き継がせたいのであれば、(私は賛成しませんが)生前にその人物に株式の大半を譲ることも一つの選択肢でしょう。
ただし、株式を譲渡した場合、それ以降は、実質上その方が今後の会社経営のイニシアティブを握ることとなります。極端にいえば、前社長であるお父さまも会社の経営には口出しできないことも覚悟しなければなりません。
また、生前贈与は相続開始前だけでなく、特に「相続開始後」に紛争のもととなる場合も多く、おすすめできません。
ただし、お父さまの判断、自己責任においておこなうのであればいたしかたないでしょう。
繰り返しますが、ご本人のお気持ち次第です。

②株式以外の資産について  
また、中小企業の多くは、会社の敷地(土地)や建物は(会社の名義でなく)、社長の「個人の資産」である場合が多いものです。
したがって、会社の承継の場合には、株式を譲渡すればよいですが、土地建物などが「社長個人の所有」であれば(会社名義になっていないときは)、これらの相続についても検討すべきでしょう。
そうでないと、後日の会社経営に支障が生じる可能性があります。

③(親族以外への)株式の譲渡について  
(①に記載した)以外の方法としては、「遺言」も有効です。
専門家にご相談の上、遺言(公正証書がよい)をお作りになるのが最善でしょう。
たとえば、株式1000株のうち、父が500株、その妻が250株、長男が250株を持っているとしますと、「相続人でない第三者」を後継者とするためには、遺言で自分の持っている株式全部を第三者に引き継がせる必要があります。
さらに、お父さまが会社に対して有する債権(貸付金など)があれば、それらの権利も併せて後継者に遺贈させるべきでしょう。
しかし、遺言を作成された場合であっても、「遺留分」(※相続人に最低限残さねばならない相続分のこと)の問題が残ります。
つまり、遺産の多くを会社の株式が占めている場合は、株式の過半数を1人に集中して承継させてしまうと、相続人の遺留分を侵害してしまう場合があります。
したがいまして、相続人の遺留分を考慮し、現金・預貯金または不動産等での調整(埋め合わせ)は欠かせない、と判断します。

④(親族への)株式の相続について  
他の手段としては、「ご親族(相続人)に株式を相続させる」方法があります。(私見ですが、これが最善の方法と思われます。)
例えば、会社形態は株式会社にしてあるものの、実際は経営者の個人事業であれば、ご親族(相続人)に株式を相続させ、会社の現場は従業員に任せる方法です。
この場合、事業を引き継ぐ特定の相続人(長男など)に会社を譲りたいという場合は、遺言で「所有する株式全部を長男〇〇〇〇に相続させる」と指定します。
ご承知のこととは存じますが、会社のあとを継ぐというのは、結局、その会社の発行株式の過半数を自分のものにして、経営権を握るということに尽きます。
さらに言えば、お父さまから株式を相続した方も含め、他の株主がいる場合には、後から何かと経営のことで口出しされないためにも、後継者のところにできるだけ多くの株を集める配慮も必要です。
会社の資産はその会社のもので、相続により分散することはありませんが、株式を複数の相続人に分けると、社内の権力争いが生ずる危険もあります。
そのため、今後の安定的な会社の経営のためには、少なくとも株式の過半数を後継者に相続させる配慮が必要でしょう。
また、遺言によって親族に株式を承継させる場合であっても、遺留分への配慮が不可欠であり、③と同様に(遺言による)相続分の減る相続人への対処が必要、と判断します。


以上となります。
ご事情をすべて伺った上での回答ではありませんので、適切な回答でないかもしれません。
ご不明な点がありましたら、お手数ですが、直接、当事務所(0120‐13‐7835)までお問い合わせいただければ幸いです。

回答日時:2011-08-01 11:32:51

このプロの回答一覧を見る

台風一家さん

難しい問題なのですね

ご丁寧にお答え頂きありがとうございます。
私が想像していたより色々な問題があることがわかり良かったと思う反面、具体的にどうするべきか悩んでしまいます。
とりあえずは父を含めて家族で相談できる機会を作ってみようと思います。その時には今回頂いた回答を参考にさせて頂きます。
どうもありがとうございました。

返信日時:2011-08-02 23:23:51

平松智(相続相談と遺言書作成アドバイスの行政書士)

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