コラム

 公開日: 2014-01-07  最終更新日: 2014-06-28

新年だからこそ注意したい『食養生』の大切さ【山梨 漢方 沢田屋薬局】

いよいよ2014年もスタート致しました。今年はカレンダーの関係で長期のお正月休みだった方も多いのでは無いでしょうか?休み中の飲食はいかがでしたか?

年末年始は忘年会、新年会と外食の機会が増えるとともに、長い休みで普段とは異なる食事のリズムになることから胃腸の調子を崩しやすい時期です。この時期に思うことは、やはり人間(動物)は食べるもので体ができている、ということです。

『食は命なり』

当店でも常にお客様に『一番の薬は毎日の食事』とお伝えしています。健康的な食事を無視して、薬やサプリメントをとってもそれは意味がありません。
サプリメントも健康的な食生活をしていてもどうしても内臓機能の低下などで十分に補給することができない栄養素や、とっておくと健康に栄養素など最低限で良いというのが私の考えです。食事内容がお粗末でサプリメントを摂取していても本末転倒。どちらかと言うと現代人は『食べ過ぎ』『飲み過ぎ』などの過剰摂取で病気になる方が多い時代。十分に注意したいですね。

サプリメントなどは『なんとなく体に良さそうだから・・・』という理由で不必要な物を摂取していて、本当に必要な物が不足している方も多くいらっしゃいます。本当に自分の健康や、自分の弱い所を補うために必要な物が何か?今一度この新年を期に考えてみると良いかもしれませんね。

中医学には『薬食同源』という言葉があります。食材にはそれぞれ味や性質などがあり、それが体に作用して体調を整えてくれる、という考え方です。

代表的なところでは食材に『温・熱・涼・寒・平』と体を温めたり、熱を産んだり、熱をとってくれたり、冷やしたりと様々な働きがあると言われていたり、

味でも『酸味 辛味 苦味 甘味 鹹味(しおから味)』があると言われており、季節や体質により必要な物が異なってきます。

この話をすると『◯◯は体を冷やすから食べないようにしています!』という方が多くいらっしゃいますが、そうではなく、食材の特徴はあくまでも食材、生で食べる者をのぞいていは基本的に調理して食べるので、その調理の仕方なども重要になってきます。

日本の伝統的な料理はこの辺りも非常に理にかなっており、冷やすものと温めるものを一緒に食べたり、冷やすものも火を入れて食べることでその冷やす働きを和らげたりと様々な工夫がされています。

例えば、体を冷やす『なす』を食べるとき、薬味で『しょうが』を使うことが多いと思います。これも冷やす『なす』に温性の『しょうが』を加える事でバランスをとっているのです。

また、冷やす料理の代表格である『カレーライス』も日本では温性のらっきょうを一緒に食べることが多いですよね?

豚肉を生姜焼きで食べることもそのような観点からみると非常に興味深く見ることができると思います。

トマトも体を冷やす、熱をとる食べ物ですが、夏はトマトスライスなどで食べても良いのですが、冬はミネストローネのような火を入れる食べ方で食卓にあげることで、体を冷やす働きを減らすことができ、トマトの良い所を冬でも取り入れることができるのです。

調理法などにも注目しながら毎日の食事を気をつけていきたいですね。

次回は『食』とは切っても切れない縁のある消化器系、中医学で言うと『脾胃の働き』についてお届けいたします。

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