造園のプロ
プロTOP:大塚広夫プロのご紹介
毎日、庭を見るのが楽しみになる「造園のプロ」(1/3)

造園は完成してからがスタート。長いお付き合いになります
中央自動車道小淵沢インターチェンジから車で1分ほどの場所に、明治5年創業という老舗造園会社「雲松園」はあります。「地元の庭師」として築き上げた地域住民の信頼を背景に、同社は常に時代のニーズに合わせた造園に取り組んできました。2006年に入社し、現在、取締役を務める大塚広夫さんも、同社の伝統を受け継ぎながら、新たな挑戦に向かっています。
林業に携わっていた父の背中を見て育った大塚さんは、子ども時代に既に植物に携わる仕事がしたいと思っていたと言います。大塚さんは「自然の中にいるのが好きな子どもでしたね。大学では造園学を専攻、特に農村景観の植物や雑草の生態を専門に学んできました。その時、同級生だった妻と出会って、北杜市にやって来ましたが、行く先々で『雲松園』の名前が出てくるんですよ。伝統の重みを感じ、しっかり引き継いでいかなければいけないと思いました」と当時を振り返ります。
大塚さんは造園業の魅力について「一般の建築の場合、完成したらそこが一つのゴールですが、造園の場合、そこからがスタートなんです。植えた時は寂しい感じがしても、2年、3年と時間がたつうちに木や草花が成長していくと、次第に庭として落ち着いて来るんです。相手が植物だけに難しい面もありますが、将来の姿を考えながら、作業を進めていくのは面白いですね」と話します。
お客さまに納得してもらえる仕事をするため、事前の打ち合わせを基に、パソコンで作った完成イメージ図を使って、より具体的な提案をするという大塚さん。「ご希望は最優先しますが、見栄えだけにこだわってしまうと、後々の手入れが面倒だったりする場合があるんです。虫が付きやすいとか、乾燥に弱いとか、寒さに弱いとか、木や草花の特性をじっくり説明させていただくことで、お客さまの満足がいく庭の実現に向けて努力しています」(大塚さん)。
大塚さんがプランする庭には、なるべく地元の木や山野草を使うことを心掛けていると言います。大塚さんは「北杜市周辺であれば、ヤマボウシやモミジなどの木やオミナエシやホタルブクロなんかの山野草を使いますね。生育環境も適していますし、四季の移り変わりも分かるような庭にしています。木や草花も地域の植物文化だと思います。その点からも大切にしていきたいですね」と話します。
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